ピアノの鍵盤ピアノの先生 のコロナ対策

コロナ禍の中、ご自宅でピアノ教室を営んでいる先生方のご苦労も並々ならぬものとお察します。
私たちは、仕事柄ピアノの先生との接点も多く、さまざまな工夫を凝らしてレッスンをなさっているお話を伺うことができました。

レッスンをする場合、お教室としては、感染のリスクを最小限にする工夫をし、生徒さんも先生も安心してレッスンできる対策が必要です。まずは、生徒様や保護者の方へ「お教室としてできる対応」をお話しして、「お休み」するのか「レッスンを継続する」のか、相談をします。

「お教室としてできる対応」は、お住まいの環境によってさまざまのようですが、伺ったお話しの中から、生徒さんが安心して受講できそうな例をご紹介します。

1.透明のカーテンを設置する(並列に設置した2台ピアノでレッスンの場合)
最近、コンビニやスーパーのレジで見かける飛沫感染防止用の透明カーテン。
これを2台のピアノの間に設置する方法です。突っ張り棒や洗濯ロープなどを駆使しして、設置しているとの事。
マスク着用(送迎の方も含む)、ドアノブの除菌、レッスンの前後の手洗いを徹底、入替時には換気、専用クリーナーによる鍵盤の清掃も徹底しています。完全な菌ブロックではありませんが、「少しでも不安を取り除きレッスンができればという」先生の思いを感じます。

2.オンラインレッスン
スカイプやLINE、Facetimeなど、ビデオ通話アプリを利用してのレッスンです。
先生も生徒も、StayHomeでレッスンができるので、とても安心です。
使用するデバイスや通信環境によって音声の状態が悪くなったりしますので、「音色」「響き」の指導や、体に触れてフォームを修正することはできませんが、ダイナミクスのつけ方、苦手な箇所の練習法などを、端的でわかりやすく指導する事ができます。オンラインレッスンに切り替えたという先生はとても多く、生徒さんや保護者の方の評判も良いとお聞きしました。

「学校も休み」「仕事も在宅」、知らず知らずに体も心もストレスを受けてしまうこの環境の中、音楽で良い刺激を受ける事で、張り合いのある日々を送る事ができそうです。