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グランドピアノとアップライトピアノの違い
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音のひろがり
グランドピアノとアップライトピアノの違いは音量にあると、
よく思われがちですが、本質はもっと別のところにあります。
たとえば、音のひろがり。
グランドピアノは大きな屋根を開けると、直接音が豊かに
広がりながら出て、耳に届きます。
アップライトピアノでは、図のように、音はピアノの裏側に
のびていきます。
(前から直接音が出るように工夫された
トーンエスケープ付きのアップライトピアノもあります。)
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| アクション
アップライトピアノのハンマーは、弦を前から打つようになっていますが、
グランドピアノのハンマーは弦を下から打つようになっています。(下の写真をご覧ください)
ハンマーは、弦を叩いてから一早く元に戻って、次に鍵盤を叩いた時にすぐまた弦を打てるように
準備を整えていなくてはなりません。
アップライトピアノは前から弦を打つので、スプリングの力で元に戻るようになっています。
そのために戻るがやや遅くなります。
グランドピアノのハンマーはそれ自体の重さで元の位置に戻るようになっているので、
無理がなく動きが早いのです。
トリルのように連続して鍵盤を叩くときに、その差がはっきりとわかります。
また、ピアニッシモからフォルテシモまでの音の大きさの変化もグランドピアノの方がはっきりと表現できます。

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| 音色
一番左のペダル、ソフトペダルはその名の通り、音をソフトにするペダルです。
アップイトピアノの場合、ソフトペダルを踏むと、ハンマー全体が弦の方にぐっと近寄り、音がソフトになります。
ところが、グランドピアノは、ソフトペダルを踏むと、アクション全体が右にスライドし、図のように、
3本の弦を叩いていたハンマーは2本の弦を、 2本の弦を叩いていたハンマーは1本の弦を、
1本の弦を叩いていたハンマーはハンマーの端の部分で弦を叩くようになっています。
また、その中間のどの位置にもセットできるので、音はソフトに、さらに音色もはっきり変わるのです。
グランドピアノならではのさまざまな演奏効果のしくみのひとつです

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| ソステヌート
アップライトピアノの中央のペダルは弱音ペダルです。
ペダルを踏むと、ハンマーと弦の間に薄いフェルトがおり、音量が下がります。
グランドピアノの中央のペダルは、ソステヌートペダル。
ペダルを踏むと、直前に押した鍵盤のダンパーだけが弦から離れ、その音だけに余韻が残ります。
ドビュッシーをはじめとした近代以降の作曲家の作品には、グランドピアノのソステヌートペダルの効果を
うまく生かした曲もあり、また古典においても、より高度な表現が可能になります。
 
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