演奏会 報告

前回より引き続きのYUJA WANGリサイタルでございます。

長野市芸術館前回最後に載せた本番直前調律風景です。

たいていのピアニストはお抱えの調律師(コンサートチューナー)が居るものです。

YUJAの場合はこの方のようです。彼女は現在ニューヨーク在住なので、STEINWAYの人かもしれません。

ピアノは弾き手の要求や好みによってもそうですし、調律師によっても変化します。どのぐらい変わるかは実際弾き比べてください。PC上の動画サイトなどでも多少はわかりますが、実物は本当に違います!ピアニストの要求が全く同じでも調律師が違うと、それぞれの音になります。弾いている感触や響き方も全く違います。これはSTEINWAYやBösendorferなど世界の一流モデルになるとより顕著に表れます。

逆にYAMAHAやKAWAIなど個人でも所有しやすい価格帯のピアノは工業製品としての高品質を売りにしている一面を持っているので、誰が調律してもある程度いい音で均一に鳴るように設計されていることが多いです。特にYAMAHAピアノの品質の良さと良心的価格は際立っていて、コストパフォーマンスはピアノ界では群を抜いて高いと思われます。その証拠に日本だけでなく世界中の人がYAMAHAを買い求め、これまでおよそ650万台ものピアノを製造してきています。それでも楽器ですので、腕のいい調律師が手間暇かけて手を入れれば驚くほど素晴らしい音を出すことができます

ピアノをお持ちの方で今の状態に満足していない方は、いつもの調律師さんに相談してみるとか、いい腕を持っている人を探してみるのもいいかもしれません。

あ、つい真面目な話を…溢れ出てしまう自分の真面目さ、実直さ…(笑) 困っちゃう:;(∩´﹏`∩);:

では演奏会に話を戻しましょ。

まぁ会場の撮影は禁止されているので、これ以上のホール内の様子は残念ながらご紹介できません。が、とりあえず当日の演奏曲目を。

演奏曲目アンコール曲目大体予想通りかな。

YUJA WANGは会場の雰囲気などに合わせて演奏する曲目・曲順を決めたいという強いこだわりから、その日に演奏する曲は始まってみないとわかりません、って紙が一枚プログラムに挟まれていて、一応曲が書いてあるのですがそれも「当初の曲とは違います」って書いてある。もはや、HPには直前までほとんど曲名が出ない…。ただ、最近の演奏会で弾いた曲から予想はできるけど。

YOUTUBEに上がっているここ1~2年の様子から推測すると、ほとんどの会場でクライスレリアーナとハンマークラヴィーアとアンコールにショパンのワルツは絶対かと。他の会場ではショパンのバラード1番を本プログラムで弾いていたので残念だなぁと思っていたら、アンコールで弾いてくれました。

個人的にはトルコ行進曲も聴きたかったんやけど。まぁ、またの機会にってことで。

そのまたの機会に彼女の演奏で聴きたい曲がラベル作曲のラ・バルス。この曲は音大の同期が試験で演奏していたような記憶があります。音大では多くの場合、一般に言う大学の卒論が卒試(演奏)という形で行われます。論文は書き直しが可能ですが、演奏は一発本番です。自分もそこを何とかクリアしてきたものの、あの時は本当に緊張したな~

私は演奏活動をやっていないので(単にその能力がなかったからですが…)学生のころからどれほど成長できたか、逆に衰えているか定かではありませんが、ここ最近は何とか頑張っておりますので、ご試弾に来ていただければちょっとぐらいはお聞かせできるかも??

でも曲のリクエストにはお答えしかねます~そんなにレパートリーが御座いませぬ。。

たまにお客様に無茶ぶりされますが、ボロッボロの演奏で恥ずかしい恥ずかしい。

練習がんばりますん(''◇'')ゞ

ただ、いいピアノをいつでもご案内できるように頑張っておりますので気軽にピアノを見に来てくださいね

まずはお電話かメールにてご連絡お待ちしております。

よろしくどーぞ(^^♪

よろしくお願いしまーす♪

 

YUJAのリサイタルとして書き始めましたが、ピアノ自体がどうだったかという事はあえて次回に書きます。比較対象となるいい演奏会に立て続けに行って参りましたのでね。

次回は母校の音大の演奏会報告と合わせてYUJA仕様のピアノと音大演奏会会場のピアノの違いなどをお話しします。